

あなたは忙しい毎日を送っている中で、
突然の頭痛や眠気に襲われることはありませんか?
あくびが出るのはただの寝不足だろうと思っていませんか?
今回は頭痛や、引き起こされる眠気やあくびに潜んでいる原因を
探っていきたいと思います
まずはあくびについてお話しましょう
普段何気なくしているあくびって実はちゃんとした意味があります
それは脳が関係してきます
脳が疲労してくると酸素を多く取り込んで脳を活性化させようとします
あくびは酸素をより多く、一気に取り込むためにするもので
脳への刺激と活性化につながります
そういうことを知らず知らずのうちにやっているのです
例えば、長時間の車の運転の時や同じ環境が続いて退屈で脳が疲れてくるときなどです
頭痛だけがたまに起こる人や、睡眠不足で眠気が突然襲ってくるという人も多いと思います
この3つの症状が一度に襲って来たら、もしかしたら以下の4つの可能性があるかもしれません
(1)酸素不足(気圧の変化)
季節の変わり目に起こりやすいのが酸素不足です。
気圧の変動に関係しているので、天気や気温などにも左右されます
気圧が低くなると脳の中にある血管が太くなり頭痛が起こるのです
また空気中にある酸素が少なくなるので、体内に取り込む酸素も減ってしまいます
そうなると低酸素状態になってしまい眠気が襲ってくるのです
片頭痛もこのような気圧の変化で起こる場合があるといわれています
(2)うつ病
見た目ではわからない心の病気であるうつ病
その原因は大きなストレスだとされています
うつ病の症状の特徴として
風邪でもないのに頭痛がでたり、眠気がきたりします
うつ病の人は大きなストレスが原因で、
仕事から帰ってきて体は疲れているはずなのになぜか落ち着かない
ベッドに入ってもなかなか寝付けなかったり、眠れていても何度も夜中に目が覚めてしまったりして
睡眠不足になってしまうことが多いのです
そのため昼間突然の眠気に襲われてしまうことがあります
頭痛に関してもストレスのせいで神経が休まることがなくなり引き起こされるといわれています
どちらも自分ではなかなかうつ病であるということに気づかずに見過ごしていることが多いものです
(3)月経
女性に毎月起こる月経が、頭痛と眠気を引き起こしている可能性もあります
女性の多くは月経の時に頭痛が起こるという症状を持っていて
これは女性ホルモンであるエストロゲンの数値の変化によるものと考えられています
毎月の月経が、気が重いという女性が多いのもこのせいです
赤ちゃんがお腹に宿っている妊娠中だけは頭痛の症状が治まるという人も多く、
月経が深くかかわっていることがわかります
エストロゲンと同じくプロゲステロンというホルモンも月経に深く関係していて、
こちらは生理前に増加することで眠気を起こします
なんだか急に眠くなる日があると毎月チェックをしたら、実は生理前だったということもあります
これらの症状をまとめて“月経前症候群”と呼んでいます
(4)ナルコレプシー
10代に発症することが多いのがナルコレプシーです
昼間に耐えられないほどの眠気が起きる病気で、原因はまだはっきりとわかっていません
眠気があるということはあくびもでてきますね
大人になってから発症することは珍しいといわれています
眠気とともに驚いたときや笑ったときに全身が脱力してしまう情動脱力発作や
眠り始めるきに金縛りになったようになる睡眠麻痺など
夢なのか現実なのかわからない入眠時幻覚などが主な症状です
このような症状のせいで睡眠不足になり頭痛を同時に引き起こすこともあるようです
頭痛と眠気に加えて、だるさやめまいを伴う症状がある人は
慢性的なストレスを知らず知らずのうちに抱えていたり
睡眠不足が関係している可能性があります
色々な不調はあなたの体からのサインです
少しでも不調を感じたら思い切ってゆっくりと休んだり
ストレッチで体のケアすることも大切です
仕事や家事で忙しい毎日の中ゆっくり休めないことも多いとは思いますが
頭痛や眠気を感じたら休息をとることが健康への第一歩なのかもしれませんね